放射能と釣魚

2013年2月20日 (水)

銚子沖のスズキが130ベクレル

 久しぶりの更新です。しばらく仕事で海外に行ってました。で、帰国してツイッターみたら、銚子沖のスズキから130ベクレルの放射能が検出されたそうですね。

 (朝日新聞から引用)県水産課は18日、銚子市沖で捕れたスズキから、国基準の放射性セシウム(1キロあたり100ベクレル)を超える130ベクレルを検出したと発表した。県産海産物が100ベクレルを超えたのは初めて。

 まだまだ油断ならないということですね。この周辺地域の底物は大丈夫なのでしょうか? 飯岡からはよく出船するのでやや心配に。今後もしっかりウォッチしていきたいと思います。
 

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2012年9月18日 (火)

NHKスペシャル、その後(6)

 この前行った、カワハギ釣り。毎度の「つり情報」に、放射能検査の結果が乗っていました。内房の数値で、検出限界未満だったとのこと。

 セシウム134=3.5ベクレル未満、セシウム137=4.7ベクレル未満の詳細検査で、しかもホットスポットが懸念される湾奥でもないため、まずは一安心だと僕は思います。

 陸っぱりでは「☆浦安釣日記」の☆にょろりさんが、浦安・境川のハゼの検査結果を報告しています。こちらも検出限界未満だったとのこと。ハゼを必要量釣るのは大変だったと思います。貴重な情報をありがとうございます。

 江戸川放水路のハゼについては、市川市とつり情報がこれまで3回調査していて、いずれも検出限界未満です。今後も注視が必要ですが、ハゼも今のところ大丈夫のようです。

 それでは。

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2012年8月30日 (木)

放射能測定の準備 その2

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 放射能測定をするために、シロギスをミンチ状にしてみました。シロギスを解凍し、包丁で1センチほどの幅に切ってから、フードプロセッサーの中に。頭、エラ、内臓も込みです。思っていたより簡単でした。

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 何回かに分けて、こんな感じに。後は「にっこり館」に持っていき、測ってもらうだけ。どんな数値が出るでしょうか・・・


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2012年8月27日 (月)

放射能測定の準備 その1

 シロギスが必要量釣れたので、次は放射能測定の準備です。

 雑誌「つり情報」の9月1日号載っていた東京周辺の測定所ガイドから、日暮里放射測定所「にっこり館」を選び、シロギスをどのように持ち込んだら良いかメールしてみました。

 すぐに返事が来て、ミキサーでミンチ状にして持って来て下さい、とのこと。500グラム以上あるので、500ccでの測定が可能だそうです。にっこり館は、郵送でも受け付けてくれるそうで、利用しやすそう。生ものなので今回は持参するつもりですが、ここにお願いしてみようと思っています。

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2012年8月26日 (日)

ようやくシロギス確保!

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 今日も行ってきました。浦安・千鳥のシロギス調査に。昨日は朝早く行ってオデコだったので、満潮の夕方狙いに変更。午後3時ごろ現地につくと、ほくほくの顔で帰り支度をしている人たちが。釣果を聞くと、「今日は朝から釣れてるよ! 2色半くらいで(約75メートル)」とのこと。

 「もう引きあげるから」といい場所を譲ってくれたので、焦って準備し、そこでさっそく釣り開始。3色(約85メートル)からさびいてくると、すぐにクククンというアタリが。シロギス、ものの数分で1匹ゲットしました。

 群は小さいみたいで、その都度、どこにシロギスがいるのかを探す感じでしたが、その後も1投1尾という感じで4時ごろまでに7匹ほど確保。サイズもまあまあなので、放射能測定のための残り計100グラムは達成間違いなしに。

 日没狙いでしたが、ちょっと早めの午後3時に来てみて良かった! 午後4時を過ぎるとなぜかポツリ、ポツリとなりましたが、午後5時40分までにさらに4匹追加。計11匹で納竿となりました。サイズは最大20センチでした。

 家に帰って計ってみると、11匹で340グラム。これで、570グラムほどシロギスを確保。放射能測定に必要な350ミリリットル以上は間違いないので、ようやく測定できそうです。

 この時期にまだこれだけ釣れたので、浦安のシロギス、もう一盛り上がりぐらい、あるかもしれません。

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2012年8月 4日 (土)

江戸川放水路のマハゼを検査(つり情報)

 8月15日号のつり情報を見ていたら、江戸川放水路のマハゼを独自に調査した結果が載っていました。東京湾の今をモニタリング(12)の記事です。

 この記事によると、同位体研究所で検査したところ、ND(検知できず)だったそうです。先日、市川市もマハゼを調査していましたが、今回の検査はそれよりずっと検知の限界値が低く詳細です。セシウム134で4.9ベクレル、137で3.8ベクレルが定量下限値とのこと。

 この値をみるかぎり、現状では、江戸川放水路のマハゼは安全ということだと思います。一方、難しいのは、だからといって、江戸川放水路のマハゼが今後も安全だとは言い切れないことです。荒川や江戸川の河口周辺にホットスポットが増えつつある以上、この先どうなるかは不確実。できるだけ不要なリスクは避けたいと思う気持ちもあります。

 独自調査を続ける「つり情報」には敬意を表します。市川市もこれからも調査をしていくとのことですので、江戸川放水路のマハゼ、今後も注目していきたいと思います。

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2012年6月23日 (土)

江戸川放水路のハゼは基準値以下(簡易検査)

 たかはし遊船さんのウェブサイトを見ていたら、どうやら市川市が江戸川放水路のハゼについて、放射性物質の検査をしたもよう。

 市川市のサイトを探したら、詳しい報告がありました。6月4日に調べたところ、放射性セシウム134、137と放射性ヨウ素が検出限界値以下だったとのこと。ひとまず、良かったです。

 でも、よく読むと今回は簡易検査で、ハゼの放射性セシウム137は「9.33未満(ベクレル/キロ)」で「検出限界値以下」となっています。どうやら9.33未満は計れない、という意味のようです。国の基準はセシウム134と137の合計で100(ベクレル/キロ)。今回の簡易検査だと、134と137の合計で約18(ベクレル/キロ)を超えないと、「検出限界値以下」となってしまいます。

 神奈川県や千葉県などが実施している詳細な検査では、134と137の合計で約8ぐらいから計れるようです。釣り人の不安を払拭するためにも、ぜひとも、これだけでなく詳細な検査を継続的にして欲しいと思います。

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2012年5月10日 (木)

湾奥のセシウム

 今朝の朝日新聞に、湾奥のセシウムについての続報がありました。河川からの流れ込みが続き、セシウムの量はこの7カ月間で最大1.7倍とのこと。セシウムは泥とくっついてたい積しているようです。

 気になったのが、添付のグラフ。海底から0〜1センチの部分では、250ベクレル/キロから450ベクレル/キロに上昇しています。泥をそのまま食べる訳ではありませんが、湾奥の魚にとっていい傾向ではありません。

 あと1カ月程で、浦安でもシロギスが釣れるはず。江戸川放水路のハゼと共に、どんな影響が出るのか、気になるところです。

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2012年4月 7日 (土)

NHKスペシャル、その後(5)

 東京湾のセシウム汚染を報じたNHKスペシャルから3カ月ほど。情報の共有が少しずつ進んでいます。

 沖釣りでは雑誌の「つり情報」が「東京湾の今をモニタリング」という連載を毎号掲載しています。すでに4回目。1魚種ずつ独自調査の結果も載せています。現在のところ、魚から高濃度の放射能は検出されていないとのこと。こうした情報がほとんどない競合誌の「つり丸」に比べて、「つり情報」は頑張っていると思います。今後も連載を続けて欲しいと思います。

 陸っぱりでは、「☆浦安釣日記」の☆にょろりさんが、独自に検査した稚アユの結果を報告しています。こちらも高濃度ではなかったとのこと。個人の努力には頭が下がります。浦安の釣り人として、僕も見習わなければ。

 今のところ、「セシウムは泥とくっつくため、生物には取り込まれにくい」とみる専門家の見方を裏付ける検査結果が続いています。でも、ホットスポットができている以上、例外が無いとは言い切れません。特にハゼなどは気になります。初夏になったら、自分でも調べてみようと思っています。

 堅い話になりました。
 ではでは。

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2012年2月20日 (月)

NHKスペシャル、その後(4)

 東京湾の放射能汚染についての解説が今朝の朝日新聞「ニュースがわからん」(有料域かも)に、ありました。

 それによると、「東京湾の濃度は数百ベクレルで、福島原発の沖合数十キロとほぼ同じ」。一方、「泥に混じったセシウムは粘土と強く結びついて水に溶け出さなくなる」「動物が泥をのみ込んでも体の中にはほとんど移らないらしい」とのことです。

 調査の数は少ないものの、湾奥のスズキやシジミのセシウム濃度が規制値を大幅に下回っている現状の説明にもなりますね。ただ、「泥のセシウム濃度のピークは事故から1、2年後」とのこと。もうすぐ1年なので、あと1年は濃度が上がる可能性も。

 先日の東京新聞には、環境省の調査の速報が載っていて、予想通り、高いセシウム濃度が計測されていました。湾奥の放射能汚染のことが徐々に分かってきましたが、まだまだ楽観できないと感じています。

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