東日本大震災

2012年4月28日 (土)

浦安の津波

 東日本大震災を受け、千葉県が津波での浸水予測を更新しました。湾口部で10メートル程の津波が来る場合、湾奥の浦安では最大3メートルとのこと。埋め立て地の標高は2〜3メートル、堤防は6メートルなので大丈夫そうですね。

 僕は専門家ではありませんが、もともと入り口が狭く、奥に従って広がっていく東京湾は、高い津波が起きにくいとされてきました。湾内の東京直下で地震が起きても波が増幅する距離がないので、まあ、それほど心配する必要は無いかな。

 一方、浦安の旧市街地は標高1〜2メートルほどなので、水門が壊れた場合には、浸水する可能性があるそうです。船宿の吉野屋さんの辺りですね。

 ちなみに、埋め立て地周辺で最も標高が高いのは、中央公園の築山。嘘かまことか、埋め立て前に島だった場所だと聞いた事があります。築山という名前からいっても、人工の山だと思いますが、こんな都市伝説はいいですね。標高は12メートル。想定外の巨大地震が起こったら、築山に走って行かなければ。

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2011年4月27日 (水)

液状化と樹木

 見明川団地の共有地には、膨大な数の樹木が植えられています。砂が舞うような埋め立て地をなんとかしようと、30年間、住民が大事に育ててきたそうです。

 剪定などの管理にも手間とお金をかけていて、敷地内で市が管理している公園の緑と比べると一目瞭然。共有地の木々は青々していて、公園の方は茂りすぎて枯れている場所が目立つほどです。

 液状化の被害が少なかった理由について、地盤改良のほかに、この木々のお陰だという見方があると、最近、2人の知人から聞きました。木々は砂地では育たないので、粘土質の土が表面を覆っているそうです。また、木々は共有地の隅々にまで根を張ってもいます。「天空の城ラピュタ」のような話ですが、妙に納得した次第です。

 と書いていて、アニメ「木を植えた男」でアカデミー賞短編映画賞に選ばれたフレデリック・バックの個展が、この夏に東京都現代美術館で開かれることを思い出しました。このアニメは1人黙々と木を植えることで、荒れ地を緑に変えた男の話です。これも現実の話がモデルとのこと。木々の力、いろいろと考えさせられます。
 

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2011年4月18日 (月)

液状化の研究

 東日本大震災について、様々な研究が進んでいます。液状化については、地盤工学が専門領域のようです。地盤工学会のウェブサイトには、災害調査報告会の資料がアップされています。

 また、東京大学が3月11日に浦安市の被害状況をまとめた速報もPDFで読むことができます。

 さらに、地盤工学会の関東支部は、23日(土)に、液状化についてのセミナーを浦安市で開催します。

 また、震災以前の浦安市の地盤については、千葉県地質環境インフォメーションバンクの「地質柱状図」で公開されていることも知りました。これは、かなり参考になります。

 液状化について、少しずつ学んでいこうと思っています。

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2011年3月28日 (月)

地盤改良

 オリエンタルランドが、ディズニーランドとディズニーシーの現状をウェブサイトで報告してました。駐車場が液状化した以外は、大きな被害は無かったとのこと。

 その理由について、サンドコンパクションパイル工法という地盤改良を行っていたから、とありました。

 被害の大きな舞浜・弁天・今川地区でも、公団が分譲した団地には駐車場を除いて大きな被害がありませんでした。きちんと確認していないのですが、これらの敷地にも地盤改良が行われていたと聞いています。地元の不動産会社のチラシには公団系も「サンドコンパクション工法」をとっていたとありました。

 ちょっと疑問だったのは、この不動産会社がここぞとばかりに住宅地の地盤改良を勧めていたこと。私は専門家ではありませんが、自分の敷地だけこういった地盤改良をしても効果が薄いのではないでしょうか。液状化した多くの場所では、道路が波打って敷地側に押し寄せてきたからです。やるならある程度の広域でやらないといけないと思われます。ま、この不動産会社は以前、「浦安は埋め立て地だけれど心配無し」と盛んに宣伝していたので、ちょっと信用できませんね。

 一方、公団の団地も、建物や共有の敷地内には被害が少なくても、周辺道路の下を通るライフラインがやられてしまったので水もガスも下水も絶たれてしまいました。

 都心への近さを優先して埋め立てに住んでいる以上、ある程度は仕方が無いことなのだ、と思うしかないのでしょうか。いや、これを教訓に、時間をかけて災害に強い浦安と、災害の備えのある自宅にしていけたらと思っています。


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2011年3月27日 (日)

風呂、洗濯が解禁

 東日本大震災から16日目の今夕、ついに下水が応急復旧しました。

 節水しなければならないものの、風呂、洗濯が解禁。歯磨きもできます。トイレも一応、流せます。まだ復旧していない地域も多いのでちょっと複雑な心境ですが、でも助かりました。

 風呂に入ってみると、せ、せまい。銭湯に慣れたからですね。でも、久しぶりの湯浴みは格別でした。周辺地域の一刻も早い復旧を願っています。

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2011年3月25日 (金)

被害の強弱

 20110325_2245毎日、浦安市の復旧状況マップを眺めています。復旧に時間がかかっているのは、僕の住む舞浜・弁天・今川地区。赤い部分が概ね復旧に時間がかかっている場所。浦安には埋め立て次期によって「元町」「中町」「新町」という言い方があって、この3地区は中町です。

 埋め立ては、地盤が落ち着くまで時間がかかるといいますが、最も新しい「新町」より「中町」の被害の方が大きい、というのが実感です。きっと、埋め立ての工法の違いか何かがあったのでしょうね。埋め立て時期を調べていたら、中町は1968年。陸になってからまだ40年ちょっとです。

 浦安の埋め立て地は、東京湾の底から土を浚渫して積み重ねているそう。だから液状化で浮き上がってきた土は「泥」という感じです。知識ばっかり増えても仕方ないのですが、あれこれ調べる毎日です。浦安の被害は700億円。まずは応急復旧を果たし、その次は地震に強い街を時間をかけて作り上げたいものです。

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2011年3月23日 (水)

浦安の計画停電

20110323_2015 水、ガスがようやく復旧した今も、下水がだめなので、洗濯/風呂/炊事ができない毎日。そんな浦安にも計画停電はやってきます。今日は午後7時から。都内は隣の江戸川ですら計画停電の対象外なのに。東電、いろいろと雑ですね。残念です。

 文句を言っても始まらないので、我が家の停電対策を少し。うちでは、キャンプで使っているガソリンランタンが大活躍。コールマン・ノーススター2000で、230ワットの明るさです。近所の人から、「停電なのに何でそんなに明るいの」とよく聞かれます。

 ガソリンランタンといっても、慣れればすぐにつけられます。下部のタンクから突き出た棒を20回ほど押し込んでポンピング(圧力を高める作業です)をし、着火ボタンを押しながら、つまみを回すだけ。LEDランタンは手に入りにくくなっていますが、ガソリンランタンはまだ在庫のあるところも多いはず。ろうそくを使うより安全だと思いますので、おすすめですよ。

 ではでは。
 

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2011年3月21日 (月)

毎日がキャンプ

毎日がキャンプ
 久しぶりの更新です。
 震災から10日余り。浦安も徐々に復興してきました。

 うちは工事のみなさんの努力で、水もガスも復旧しました。毎日毎日作業、ありがとうございます。

 ところが!町中の下水が壊れているらしく、洗濯、風呂、食器洗いに歯磨きまで禁止のまま。トイレも大のみ流し可です。おまけに計画停電の除外も解かれてしまいました。

 停電中はまさに何にもない生活。下水は地中の深くにあるため復旧の目処も立たないそうです。ま、毎日がキャンプと開き直るしかありませんね。

 浦安、恐るべしです。

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2011年3月12日 (土)

がんばれ舞浜

がんばれ舞浜
 東日本大震災でわが浦安は大きな被害がありました。

 今もガス、水道が不通、都心に近い場所では浦安の被害が際立ちます。

 中でも液状化がひどいのが舞浜地区。住民がみんなで砂をスコップですくってました。

 舞浜駅周辺の地面はボロボロだけど、京葉線は午後2時に再開。復興には時間がかかりそうだけど、地域で力を合わせて乗り切ります。

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