タチウオ

2022年8月12日 (金)

大阪湾で初タチウオ

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 久しぶりの更新です。関西に転勤し、楽しみにしていたものといえば大阪湾でのタチウオ釣り。ここ数年、東京湾でもテンヤでのタチウオ釣りがブームになっていましたが、なんと言っても本場は大阪湾なんです。7月下旬になると、タチウオ船がポツポツと出るように。8月上旬にさっそく行ってきました。お世話になったのは、泉大津近くにあるふじたやさんです。

 この日の釣り場は、神戸沖。午前6時ごろに出船し、1時間ほどで到着です。タックルは、新調したアルファタックルのアルファソニック・タチウオを持参しました。チタントップの極端な先調子の竿で、食い上げの小さなアタリをしっかりとらえようという狙いです。餌は、ユーチューブにあった、小さめのイワシを塩:味の素=1:1で1晩しめたものを作ってみました。

 水深は50メートルほど。テンヤは40号統一です。大阪のテンヤタチウオは東京と何が違うのか。そんなことを確かめながらの釣り開始となりました。
 

 まずは夜光のテンヤから。東京湾では不人気のカラーですが、大阪湾ではこちらが標準らしい、1ジャーク(3分の1巻き)×3回をして、5秒ステイ。そんな感じで誘っていると底から5メートルぐらいでさっそくコツコツというアタリを感じました。タチウオが餌を下から小突いているような感覚です。チタントップの感度に驚きながらも、鋭く合わせを入れると、見事に空振り。コツコツ、スカッ(空振り)、コツコツ、スカッ。そんなことを何度か繰り返していると、急にぐんと竿に重みが乗りました。

 電動リールのスイッチを入れて巻き上げると、指2本半の太さの極小サイズ。東京湾の天秤釣りだと間違いなくリリースサイズですが、テンヤ釣りなので、太い針がささっているため、キープ。次も、コツコツに鋭く合わせを入れると2本半サイズが釣れました。どうやら、大阪湾の初期のタチウオはこのサイズがアベレージみたいです。東京湾では天秤釣りでもなかなかこんな小さなサイズは狙いません。でも、その分、アタリは多く、しかも、5回に1回も針に刺さらず、真剣勝負が続きます。楽しい~

 塩と味の素でしめたイワシ餌も、大阪湾の釣りには合っていました。身が締まっているのに加えて、早合わせなので、餌がなかなかボロボロにならず、いちいち海面までテンヤを上げて、餌の状態を確認する手間が省けます。イワシも小さい方が、小さいタチウオを針にかけやすいような気がしました。

 で、適当に遊んでもらっていると、どんどんと2枚潮がきつくなっていきました。夏の大阪湾では、午後に近付くにつれてこうなるそうです。おまつりが多くなってきたので、船は南下し、もう少し深場の水深60メートルへ。アタリがめっきり減ったと思っていたら、船長さんから、ここで昨日もドラゴンが釣れたというアナウンスがありました。数より型の場所みたい。

 私も大型狙いに変更し、東京湾でドラゴンゲットの実績のある、赤金のテンヤにチェンジ。さそいも、ゆっくり2~3回手巻きして、しばらくその場に留まらせるように、変更しました。すると、狙いがはまって1メートルのタチウオをゲット。東京湾では大きなサイズとは言えませんが、今日のここではなかなかのサイズ。同じ釣り方で、もう1匹良型を追加して、午後1時ごろに納竿となりました。

 結局この日は、2本半中心に16本。でも、大阪湾初タチウオとしては、上々の釣果と成りました。小さなアタリを合わせて数釣りを目指す。話には聞いていましたが、ドラゴン狙いの東京湾とは別物の釣りですね。東京湾だと、初期の天秤釣りみたいな感じでした。このサイズなら、針がもっと小さな天秤釣りの方が釣れそうな気がしますが、大阪湾はやっぱりテンヤなんでしょうね。

 まだまだ1回目なので、分からないことだらけ。何度も通って、テンヤタチウオの腕を磨いていきたいと思います。

 長文になりました。それでは!

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2017年12月31日 (日)

釣り納め(その2)

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 (続き)切り身餌が回転しないように針を中心に丁寧にぬい刺しして、釣り開始。ゆっくりしゃくり上げてリールを一巻きしたり、ちょっと速めにしゃくって半回転させたり。この日のタチウオの棚とご機嫌をうかがいます。

 ほどなくして竿がぐぐぐっとしなり、指4本超の幅のそこそこサイズをゲット。今日はまあまあの活性があるみたい。探見丸の画面も真っ赤。何かベイトがいるということなのでしょうか。
 
 速いテンポの左隣の人も、ゆっくりしゃくるみよし1番の人にもポツリポツリとヒットがあります。アタリがあるのはいつも同じ水深で、その前後10メートルをしつこく探っていると、ちょっとずつタチウオがたまっていきました。

 かけそこなったときはシェイクが有効なようで、シェイクしてゆっくり聞きあげると見事にヒット。狙いが決まるとなかなかの爽快感。餌が二つついているので、一度失敗してももう一度チャンスがあり、駆け引きが楽しめました。

  終わってみれば、指4本級17本で20リットル満杯に。ハリス切れは数回ありましたが、小針の効果はあったと思います。トップは左みよし1番の人で34本。異次元の釣果。そのほかは手練れで20本前後ぐらいだったので、満足の釣果となりました。

 浦安に戻り、タチウオ釣りを再開して2年。ようやく、自分の形が見えてきたような気がしました。

 年末の我が家は、刺身、炙り、昆布締め、梅しそ巻き、蒲焼のタチウオづくし。脂がのって美味でしたが、ちょっと釣りすぎたかも。いい釣り納めとなりました。

 今年もそろそろ終りです。来年もいい釣りをしたいですね。

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釣り納め(その1)

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 金曜日に釣り納めに行ってきました。お世話になったのはいつもの浦安・吉野屋さん。最近好調のタチウオにしました。

 この日は大混雑で3隻出しに。早くから席札を取っていたので、釣友と1隻目の左みよし2、3番に陣取り、20人ほどで出船となりました。

 船は1時間20分ほど走って観音崎沖へ。水深65メートルくらい。このところ水深150メートルの久里浜沖がいい感じだったのですが、この人数だとおまつり頻発との判断したのでしょう。観音崎沖の方が型がいいので、僕としては大歓迎です。

 ポイントに着くとほかの釣り船は数隻。水深が浅い方が釣になるジギング船ばかりでした。

 この日のタックルは、ライトゲームBBの8:2、H190と、プレイズ400、道糸は1.5号なので、錘は60号でスタート。仕掛けは、久里浜沖に行くと思って用意した2本針。下針から150センチのところで25センチの枝張りを出し、さらに80センチで天秤につなげました。仕掛けの長さは吉野屋のオリジナルに近い感じに。

 さらにこの日の工夫は、針を1/0と小さくしたこと。タチウオは最近、ジギングのように大きい針をつけて、小さなアタリを取ってかけるのが流行りですが、僕はどちらかというと、駆け引きしているうちに勝手にかかる、向こう合わせ的な釣りが好きなんです。

 なので、やりとりの最中に魚に違和感を与えない方がいい小針の方がいいかと。ちもとには透明のパイプを2センチほど。もちろん、針をのまれてのハリス切れもあると思いますが、その時はその時です。天秤も、流行りのライトなものではなく、チドリの伝統的なタチウオ天秤に。アームが弓形になっていて、タチウオが餌を引っ張ると、天秤が勝手に合わせを入れてくれる優れものです。

 1本針にライトな天秤といういまの流れに逆行するこの釣り方、果たして通用したかのかどうか(つづく)。

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2017年10月 8日 (日)

満船のタチウオ釣り

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 この3連休は釣友と3人でタチウオ釣りに行ってきました。お世話になったのはいつもの浦安・吉野屋さんです。

 地の利を生かして、午前零時に席札を取りに行くと、なんと10人もの人が。こんなことは初めて。土曜日は荒天でどの釣りものも休船だったので、日曜日に集中したみたい。でも、カワハギファンが多かったようで、左舷ミヨシを確保することができました。

 翌朝、大混雑を予想して1時間前に船宿に着くと、店からあふれんばかりの人、人、人。こんなことは初めてです。で、船は午前7時10分ごろ出船となりました。

 この日の釣り場は観音崎沖。水深70メートルほど。大船団ができていましたが、吉野屋はいつもの通り、少し離れてのプカプカ作戦。これが当たって、最初はなかなかのいいペース。でもすぐに間が空き、また移動、の繰り返しで1日が過ぎました。

 この日のタチウオはなかなかサイズよく、指4本が中心。最初のころは1しゃくり半巻きがいい感じで、半ばを過ぎると1しゃくり1巻き、最後は1しゃくり2巻きが私の今日のパターンでした。

 誘い方がはまると、集中してアタリが続くように。何度か使って、電動リールのプレイズ400も、ライトゲームBBの8:2も、ようやく手になじんできた感じです。気持ちいい秋の1日、タチウオ釣りを堪能できました。

 で、みよし1番の友人は、途中で大阪で主流のタチウオテンヤにチャレンジ。ポツリポツリでしたが、しっかりと釣っていました。

 釣り雑誌によると、大きいのばかりが釣れるはずなのですが、この日は小さめが多かったかも。大きなテンヤにアタックしてくるネクタイサイズの逞しさには驚きましたが・・・

 最後にちょっとした盛り上がりがあって、結局釣果は17本。13リットルクーラー満杯の、満足のいく釣果となりました。

 明日はタチウオ尽くし。でも、家族はちょっとタチウオに飽きてきたみたい。次はフグか、イサキかな。いずれにしても、いい1日となりました。

追伸:タチウオは、鯛めしの要領でタチウオめしに。釣友に教わったレシピで、大量の頭を焼いて出汁を取って米を炊き、焼いた身と合わせたら、結構美味でした。

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2016年10月19日 (水)

3度目の正直ならず その2

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 下浦沖で好調に滑り出したタチウオ釣り。1時間半ほどで3匹釣り上げるも、潮止まりになるとアタリが遠くなり、後が続きません。しかもこの時期にしては型もやや小さめ。

 船長は船団ができていた観音崎沖に戻ることを決断。上げ潮に期待です。ところが、潮が速すぎ、しかも2枚潮っぽくて胴の間はおまつり多発。おまけにアタリも単発で数が伸びません。

 早くシャクったり、ゆっくりシャクったり、大きく、小さくシャクったりしましたがアタリ少なくヒットパターンは見つからず、結局、6匹で納竿となりました。

 釣り2度目の釣友は5匹。あんなにぶっとい竿で…釣果は釣り竿の良さに比例しないことを改めて実感しました。

 ライトゲームBB 8:2Hは、シャクリやすく、食い込みもなかなか。グラスソリッドなので手感度はもう一つですが、コスパの高いいい竿だと思いました。

 それと、電動リールの釣りは、楽ですが、わたし的にはいまいちだと痛感。やっぱり巻いてなんぼですね。次は苦しくても手巻きかな。

 持ち帰ったタチウオは大名下ろしで3枚に。中骨の身をスプーンですくって中落ちに。釣友に教えてもらったのですが、これがうまかった。梅しそ巻きの天ぷらもホクホクとして絶品でした。

 6匹でも食べるには十分。また行ってしまいそうです。

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2016年10月17日 (月)

3度目の正直ならず その1

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 5匹、8匹とこれまで今一つの釣果だったタチウオ釣り。今度こそはとタチウオ竿を新調して3度目の挑戦に行ってきました。

 お世話になったのはいつもの吉野屋さん。この日は釣り人多数で、2隻目の胴の間に陣取りました。

 タックルは悩みに悩んで新調したライトゲームBBの8:2H。これまでカワハギ竿を流用していましたが、錘負けして感度がいまいち。ライトゲームはフリフリしていい感じだったので、リベンジ間違い無しのはず。

 で、この日は釣り2回目の釣友も参加。3号手巻きのビシアジ竿です。うまく釣れるといいのですが。

 この日は大潮。観音崎沖の船団はバラけていて、下浦沖まで移動となりました。90メートルと深いので、大きくシャクってみるとほどなく1匹。好調な滑り出しとなりましたが…(つづく)

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2016年10月 3日 (月)

タチウオ釣りに

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今週末はタチウオ釣りに行ってきました。お世話になったのは金沢八景の弁天屋さんです。

この日は大潮。釣り仲間4人で左舷胴の間に陣取りました。

 今期そこそこ好調なタチウオですが、数日前から模様が不安定になってしまいました。
まあよくあることですが...。

 午前7時15分に河岸払い。錘の指定は80号。まずは観音崎沖の50メートル立ちで釣り開始。ところが! ぽつーり、ぽつーりという感じで芳しくありません。私は指4本サイズの1匹のみでした。

 1時間半ほど粘るも好転せず、船長は移動を決断。船団のできていた下浦沖となりました。90メートル立ち。ここではぽつり、ぽつりという感じでやや好転し、2時間半ほどで4匹を追加。

 この日はベイゲームのカワハギ竿を使っていたのですが、80号では錘負けして前あたりがもう一つ感知できません。針がかりを良くしようと、大きな2/0にしましたが、模様は今一つのまま。潮が緩むとアタリも遠くなり、船はあっちこっちを行き来するだけとなってしまいました。

 結局8本で納竿に。

 新しくなった電動リールのプレイズ400を使うのは、これで2回目。3万円台半ばの格安電動リールですが、使い心地はそこそこ良好でした。仕掛けの回収が主な仕事なので、パワー不足ということはありません。ただ、巻き心地は手巻きとは雲泥の差。これは高級電動リールでも同じことですが・・・

 この日の竿頭は13匹。幽霊タチウオの渋い日に当たってしまったようですが、そういう日もありますね。

 もう少しタチウオに向いた竿を入手して、近日中にリベンジしたいと思います。
 

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2012年12月23日 (日)

釣り納め 2012

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 2012年の釣り納めに行ってきました。選んだ釣りものはタチウオ。地元の吉野屋さんにお世話になりました。

 このところ好調とあって、20人ほどで出船。釣り座は左みよし3番でした。観音崎沖まで1時間20分ほど走って釣り開始。

 ところが、この日はうまくはまれず。誘いをあれこれ変えてみても、釣れてる人の真似しても、うまくいかず。孫針付の名古屋のゴテゴテ仕掛けにしたら、その部分がタチウオに噛み切られる運の無さ。結局、1匹で納竿に!。船中1〜11匹だったので、すそでした。

 ほかに35センチほどのカマス1匹にイシモチ2匹。そういえば、2010年の釣り初めにタチウオ選んでオデコだったこともありました。年末年始の深場のタチウオは鬼門ですね。

 幸運なことに、たった1匹が指5本幅、長さ1メートルのタチウオだったので、食べるには十分。海も凪、寒さも厳しくなく、釣り日和。久しぶりの沖釣りを楽しむことができました。 


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2012年7月 1日 (日)

タチウオのムニエル

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 タチウオのムニエルです。初めて作ってみました。

 


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初ジギングでタチウオ釣りに その2

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この日のタックルは、この前、浅草釣具で買ったオリムピックのスパーダRV63Lと、両軸リールのベイゲーム。PEは0.8号、これに先糸としてフロロ4号を1.5メートル、さらにフロロ8号を30センチ結びました。タチウオの歯はするどいので、切れるのを防止するためです。

 ジグは、浅草釣具の店員さんに勧められた紫色と、赤金、ピンクの3種類。新しいもの好きなので、流行のワインド釣法用の仕掛けも持って行きました。

 で、午前7時30分ごろに釣り開始。タチウオ船が密集しているということは、そこそこの魚影があるのでしょう。釣友は赤金、僕は紫で始めると、この日は紫がお気に入りだったみたい。ミヨシ2番という釣り座の利点も生かして、10時ごろまでに5匹。たぶん船中トップクラスの本数だったと思います。この調子なら、ツ抜け(10匹以上)は釣れるかな、と思ったら、そんなに甘くは無いのでした。

 ジギングは、ジグをいかに魚のように見せるかが肝。僕は、ショートジャークすらうまくできないので、ただリールを巻く「だだ巻き」のみ。序盤はこれが良かったみたいですが、喰いしぶりの中盤になると、ふわりふわりと竿先を動かしてショートジャークをする人にアタリが集中。柔らかな動きは、僕が魚でも食いつきたくなるほどw。

 でも、真似もできず、ただただ、ジグを投げ、リールを巻き続けるだけ。ジギングって、なかなか難しいですね。船中の状況はもっと厳しく、多くが0〜2匹ぐらいという感じ。船長さんは午後2時40分まで頑張ってくれましたが、結局、僕は、あと2本とスレのイシモチ1匹(30センチ超)を追加するのがやっとでした。ワインド釣法はコツがつかめず、役に立たず。

 結局、この日は指4本幅のタチウオ3匹、指3本幅を4匹、大きなイシモチ1匹で終了。クーラー満タン、爆釣の夢は空振りに終わりました。が、家族で食べるには十二分の釣果。まあ、こんなもんですね。ちなみに船中は0〜12匹でした。

 ジギングを初めてやってみて、7時間リールを巻き続けるのは結構、重労働でした。アタリ=針がかりという感じなので、釣り自体はシンプル。仕掛けも単純、荷物も少なくて済むので、体力のある若者に人気なのが良く分かりました。

 タチウオとの駆け引きは、エサ釣りの方が面白いかな。ぐぐぐっと来て、食い込みそうで食い込まず。ちょっと竿先を送り込んでみる。そんな繊細なやりとりは、ジギングにはありません。でも、竿もジグもそろえたので、また、やってみようと思います。

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